映画は誰でも撮れる時代になっているが

新海誠氏の登場をどう捉えたらいいかずーっと考えていたが押井守氏のぴあ雑誌の記事に面白おいことが書いてあった。

https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_bf9e4dd9-654d-4339-944d-759abda5dd56.html

「新海誠はアニメ業界の現象を変えたんだ、と。

アニメ業界も大きく分けて商業と実験アニメの世界があり、商業は大人数で分業制で作って実験アニメの方は個人個人で好きに作ってこの二つの市場は相容れない物であった。そこに新海誠が一人で製作した二つの業界を股にかけたような作品を作って来た、と。これはまさしくテクノロジーの恩恵である。

アニメは分業して大勢で作るののだという現象を変えてしまったんだ、と。」

これはまさしく実写にも当てはまる。

娯楽が映画しかない時代はとっくに終わった。

映画のスタジオシステムが崩壊し、ほぼフリーランンスの集まりで製作委員会方式で映画を作っている今のシステムに高度に統率された集団システムはない。後身を育てるシステムもない。

自主映画で撮った作品が評価されると皆さん驚いているが、現在一部の作品を除いて商業映画と違いはない。マーケティングの差で皆さんの目に触れる機会があるかないかの差だけだと思っている。

しかしアニメと同じよう実写の世界でも業界の流れは変わっていく。テクノロジーの発展のおかげで業界標準の機材が個人レベルで購入できるほどの価格になっている。

今後は新海誠氏みたいな映画作家がどんどん出て来て、アート性と商業性の分断を取り除き、誰もが気軽に業界に参入出来、実力のある人は活躍できるオープンソースな場をどんどん作っていくべきだ。

オープンソースな場になる事で業界の質も上がっていく。何故なら健全な競争が生まれるからだ。

これから映画をやりたい人は東京に行く必要はないし下積みもいらない。好き勝手に撮り、自分で自分なりの制作システムを作っていきどんどん世界に挑戦していったほうがいい。